損失を抑えることが最重要である2つの理由
投資において
利益の最大化を求めることよりも
損失を抑えることのほうが
10倍重要です。
なぜなのか?
理由は2つあります。
1.損失率が大きくなるほどに取り戻すのが難しくなる
2.損失による心理的影響は利益の場合の2.5倍
の2つです。
損失率が大きくなるほどに取り戻すのが難しくなる
下の表をみてみましょう。
損失率 | 損失分を 取り戻すために 必要な利益率 |
---|---|
5% | 5% |
10% | 11% |
15% | 18% |
20% | 25% |
25% | 33% |
30% | 43% |
35% | 54% |
40% | 67% |
45% | 82% |
50% | 100% |
75% | 300% |
90% | 900% |
この表は
損失率と損失率を取り戻すのに必要な利益率の表です。
損失率が10%を越えてくると
取り戻すのに必要な利益率が
元の損失率を上回ります。
つまり、損失率が増える以上に
取り戻すために必要な利益率が
どんどん増えていくわけです。
90%の損失率を出したときには
それの10倍である900%もの利益率が
必要になりやばいです。
つまり、それだけ
損失率を抑えることが
重要なのです。
損失による心理的影響は利益の場合の2.5倍
損失による心理的影響は
利益のときの約2.5倍ある
ダニエル・カーネマンの言葉です。
つまり、
100万円の損失をだしたら
250万円の利益をださないと
割に合わないことを意味しています。
損失によるストレスは
頭で考えるよりも
はるかにつらいです。
そんなストレスをかかえないためにも
損失はできるかぎり
ださないようにすることが
長期投資をしていくうえで最も重要なのです。