セタの投資日記

年収300万円以下でも最速で資産1000万円をつくる方法を模索するブログです。

基本的な3つのアセットアロケーション

アセットアロケーションとは

アセットクラスの配分のことです。

 

基本的な

アセットアロケーション

株式を軸に構成するもの

だと私は考えます。

 

株式を軸にする理由は

株式こそが資産運用において

もっとも利益を産み出す

アセットクラスだからです。

 

setaseta.hatenablog.com

 

わたしの場合、

株式以外のアセットクラスだと

 

中期米国債

米国物価連動国債

ゴールド

 

の3つに

投資しています。

 

なので基本的な

アセットアロケーション

組み合わせは

以下の3つになります。

 

1.株式と中期米国債

2.株式と米国物価連動国債

3.株式とゴールド

 

ここで疑問に思うのは

 

1.上の3つのアセットアロケーション

どのように配分したらいいのか?

 

2.株式だけのアセットアロケーションよりも

なにが優れているのか?

 

の2点です。

 

まずは一つ目の

3つのアセットアロケーション

配分について解説していきます。

 

3つのアセットアロケーションの配分

 

3つの具体的なアセットアロケーション

以下の配分率になります。

 

1.株式:中期米国債=26.9%:73.1%

 

2.株式:米国物価連動国債=27.4%:72.6%

 

3.株式:ゴールド=:55.7%:44.3%

 

なぜこのような配分になるのか?

 

2つのアセットクラスそれぞれの

リスク量を同じにしたためです。

 

 

setaseta.hatenablog.com

 

setaseta.hatenablog.com

各アセットクラスのリスクは以下のようになります。

 

アセットクラス リスク
株式 15.74%
中期米国債 5.79%
米国物価連動国債 5.93%
ゴールド 19.76%

 

 

株式と中期米国債の場合の

アセットアロケーション

配分比率の計算方法は

以下の流れになります。

 

株式のリスクが15.74%

中期米国債のリスクが5.79%

 

なので

 

リスクを同量にするためには

15.74÷5.79=2.718

 

つまり

株式に対して中期米国債

2.718倍保有することで

リスクが同量になります。

 

それを比率に直します。

 

1:2.718=1/(1+2.718):2.718/(1+2.718)

    =1/3.718 : 2.718/3.718

    =0.269:0.731

    =26.9%:73.1%

 

つまり

株式:中期米国債=26.9%:73.1%

となります。

 

こんなかんじの計算方法で

 

株式:米国物価連動国債=27.4%:72.6%

 

株式:ゴールド=:55.7%:44.3%

 

も求めました。

 

それでは

アセットクラスごとの

リスクを同量にした

アセットアロケーション

株式だけの

アセットアロケーションよりも

なにが優秀なのかについて説明していきます。

 

アセットクラスを分散させたアセットアロケーションのメリット

 

リスクが抑えれられます!!

このことが最大のメリットだと

個人的には思っています。

 

株式だけのアセットアロケーションにくらべると

リターンは見劣りしてしまいますが

それ以上のメリットが

リスクを抑えることにあると

わたしは考えています。

 

setaseta.hatenablog.com

 

ただ、

それだけで優秀と断定してしまうのは

早計ですね。

 

株式だけのアセットアロケーション

3つのアセットアロケーションのデータを

比較してみましょう。

 

まずは株式(米国株式)オンリーの

データを見てみましょう。

Porfolio visualizerというサイトで調べることができます。

 

setaseta.hatenablog.com

 

米国株式のデータを調べると以下のように表示されます。

 

 

横長で見にくいので

見やすくするために縦長の表にしてみました。

 

米国株式のデータ

表記 意味
CAGR 年平均成長率(平均リターン) 10.42%
Stdev 標準偏差(リスク) 15.77%
Best Year 最もよかった年のリターン 37.82%
Worst Year 最もわるかった年のリターン -37.04%
Max. Drawdown 最大下落率 -50.89%
Sharpe Ratio シャープレシオ 0.43
Sortino Ratio ソルティノレシオ 0.62
Market Correlation 市場相関 1.00

 

専門的な言葉がいくつか

でてきましたので

簡単に説明しますね。

 

CAGR:年平均成長率(平均リターン)

1年あたりの平均的なリターンを示しています。

 

Stdev:標準偏差(リスク)

データのバラつき具合を示します。

値が大きいほどにとれるデータの値動きがはげしく、

逆に

値が小さいほどにとれるデータの値が安定します。

 

Best Year:最もよかった年のリターン

そのまんまですね。

 

Worst Year : 最もわるかった年のリターン

こちらもそのまんまですね。

 

Max. Drawdown:最大下落率

もっとも大きかった下落率を示しています。

 

シャープレオ

リスクに対しての

リターンの大きさを示しています。

簡単にいうと

どれだけ効率よく

資産運用できているのかを

表す指標です。

 

ソルティノレシオ

ソルティノレシオは

シャープレオをさらに改良したものです。

リスクとは

価格の下落リスクは当然のことながら

書かの上昇することもリスクに含まれています。

上昇リスクは

投資家にとってマイナス要因にならないため

その部分を省いて資産運用の効率性を

数値に表したものがソルティノレシオになります。

 

市場相関

市場との相関係数の値です。

市場とは基本的に米国株式市場を意味しています。

今回は投資対象が米国株式なので

相関係数において最大である1.00が示されています。

相関係数とは

2つのデータの関係性を数値化したものです。

値の範囲は-1から1までです。

1に近いほどに2つのデータは同じような動きをし、

-1に近いほど真逆の動きをします。

 

これらの用語の説明をみて

どの値が優秀であれば

アセットアロケーション

優秀だといえるのか?

 

と問われたら

ソルティノレシオの値である

とわたしは答えます。

 

リスクに対してリターンの大きさを

示す値なわけですからね。

 

それでは

本題にもどりましょう。

 

3つのアセットアロケーション

 

1.株式:中期米国債=26.9%:73.1%

2.株式:米国物価連動国債=27.4%:72.6%

3.株式:ゴールド=:55.7%:44.3%

 

それぞれを調べた結果はこちらになります。

 

アセットアロケーション 米国株式100% 株式:中期米国債=26.9%:73.1% 株式:米国物価連動国債=27.4%:72.6% 株式:ゴールド=:55.7%:44.3%
CAGR 10.42% 7.75% 5.53% 10.33%
Stdev 15.77% 6.23% 6.52% 12.70%
Best Year 37.82% 28.27% 15.71% 69.57%
Worst Year -37.04% -12.90% -14.10% -18.45%
Max. Drowdown -50.89% -14.93% -18.19% -31.42%
Sharpe Ratio 0.43 0.52 0.63 0.49
Sortino Ratio 0.62 0.80 0.91 0.76
Market Correlation 1.00 0.73 0.75 0.70

 

 

ご紹介した3つの

アセットアロケーション

米国株式100%の

アセットアロケーションに比べて

ソルティノレシオの値が上回っています。

 

ほかにも

標準偏差(リスク)や

最もわるかった年のリターン、

最大下落率、

シャープレシオの項目でも

良い結果が出ていますね。

 

さいごに

今回は

基本的な3つのアセットアロケーションについて

ご紹介させていただきました。

 

次回は

わたしにとって最適解と思える

アセットアロケーションについて

かいてみようとおもいます。

 

またね!!

 

 

アセットクラスのリスク一覧

わたしは

4つのアセットクラスに

投資しています。

 

setaseta.hatenablog.com

なので

投資対象となるアセットクラスのリスクを

以下の記事の方法で調べてみました。

 

 

setaseta.hatenablog.com

 

調べた結果がこちら(2023年11月13日時点)

 

アセットクラス 意味 リスク
US Stock Market 米国株式 15.74%
Intermediate Term Treasury 中期米国債 5.79%
10-year Treasury 10年米国債 8.07%
TIPS 米国物価連動国債 5.93%
GOLD ゴールド 19.76%
Foreign Exchange 為替(ドル円) 11.97%

 

(※為替につきましては、個人的に集めたデータをもとに算出しました。

バックテスト期間は1974年~2022年です。

各年末時点のドル円のデータをもとに、

スプレッドシート

STDEV関数を利用して計算しました。)

 

 

アセットクラスのリスクを

知っておくと

バランスのよい

アセットアロケーション

組めるようになります。

 

基本的なアセットアロケーション

ついてはまた

別の記事にかこうと思います。

 

またね!!

アセットクラスのリスクの調べ方

Portfolio Visualizer

というサイトを利用することで

様々なアセットクラスのリスクを

調べることができます。

 

具体的には

Portfolio Visualizerのトップページ左側にある

Backtest Portfolio Asset Class Allocation

をクリックします。

(※画像はPC版のものです。スマホだとちょっと違うと思います。ごめんね。)

 

 

3つあるリンクのうちの1番上のやつですね。

 

Backtest Portfolio Asset Class Allocation

ではアセットクラスのリスクについて調べることができます。

 

今回は例として

US Stock Market(米国株式市場)のリスク

について調べます。

 

以下とおりに操作すると

調べることができます。

 

 

1.

Asset Class

US Stock Market(米国株式市場)を選びます。

 

 

2.

Portfolio #1の該当する欄を

100%にします。

3.

Analyze Portfolios

という青いボタンをクリックします。

 

すると

こんなかんじで

様々な表やグラフがでてきます。

 

調べたアセットクラスのリスクについて

書かれているのは

この画像のなかの

の部分です。

 

US Stock Market(米国株式市場)のリスクが

15.74%(※2023/11/12時点)だということがわかります。

 

※リスクはバックテストの期間によって

変動します。

 

なるべくバックテスト期間が長い方が

正確な値をとりやすいので

期間の短い米国ETFよりも

期間の長いアセットクラスのほうで

わたしはデータをみるようにしています。

 

さいごに

これでアセットクラスのリスクを

調べることができるようになりましたね!

 

ほかにもいろんなアセットクラスがありますので

実際に手を動かして色々調べてみることを

おすすめします!

 

様々なアセットクラスの

リスクを知ることで

安定したリターンを産む

アセットアロケーション

自分なりに構築することが

できるようになります。

 

そのへんについては

また別記事で書こうとおもいます。

またね!!

 

 

 

 

 

 

為替ヘッジをする理由

為替リスクを抑えるため

 

わたしは

ポートフォリオの半分に

為替ヘッジをかけています。

 

理由は為替リスクを半分に抑えるためです。

 

為替の影響は

ポートフォリオ全体に大きな影響を与えます。

 

2022年は

株式も米国債

インフレによる金利上昇の影響で

下落してしまいました。

その反面、

円安がすすみ

円換算ではそこまで大きなマイナスには

なりませんでした。

 

逆をいえば

円高に見舞われた場合、

アセットクラス自体が

ドル換算でプラスになっていたとしても

円換算ではマイナスになってしまう

という場合が起こりえるわけです。

 

円高・円安のどちらにも

対応できるようにするために

わたしはポートフォリオの半分に

為替ヘッジをかけています。

 

 

さいごに

為替ヘッジをかけることは

長期投資の資産形成において

プラスに働くとは

おもいません。

 

ヘッジコストがかかってしまいますからね。

 

それでもわたしがポートフォリオの半分に

為替ヘッジをかけるのは

1日あたりのリスク資産の値動きを

少しでも安定させたい

という考えがあるからです。

 

長期投資は

1日1日の自分自身の感情が

安定しているからこそ

できることだと思っています。

 

為替ヘッジは

心理的負担を減らす保険

みたいな感覚で利用しています。

 

またね!!

 

 

リスクの高い金融商品を保有するメリット

キャッシュに余裕がもてる

 

リスクの高い金融商品のメリットは

リターンが高いことだ!

というのが

世間一般の解釈だと思います。

 

たしかにそのメリットもあります。

 

しかし

それ以上にメリットがあるのが

キャッシュに余裕を持てること

だと

個人的には思っています。

 


リスクの高い金融商品の代表格といえば

レバレッジのきいた金融商品ですね。

 

国内だとレバナスやUSA360などの

投資信託

米国ETFだとSPXLやTMFといったあたりが

有名ですね。

 

リスクが通常の

2~3倍もある金融商品

投資するのですから

投資額は本来の1/2~1/3で済ませる

という考え方で

レバレッジのきいた金融商品

購入するようにしています。

 

そんなかんじなので

リスクの高い金融商品

フルベットしません。

 

投資は

幸せな生活を送るためや

不幸を避けるための

手段です。

 

のめりこみすぎないように

注意したいところですね。

 

またね!

 

 

 

損失を抑えることが最重要である2つの理由

投資において

利益の最大化を求めることよりも

損失を抑えることのほうが

10倍重要です。

 

なぜなのか?

 

理由は2つあります。

 

1.損失率が大きくなるほどに取り戻すのが難しくなる

 

2.損失による心理的影響は利益の場合の2.5倍

 

の2つです。

 

損失率が大きくなるほどに取り戻すのが難しくなる

 

下の表をみてみましょう。

 

損失率 損失分を
取り戻すために
必要な利益率
5% 5%
10% 11%
15% 18%
20% 25%
25% 33%
30% 43%
35% 54%
40% 67%
45% 82%
50% 100%
75% 300%
90% 900%

 

この表は

損失率と損失率を取り戻すのに必要な利益率の表です。

 

損失率が10%を越えてくると

取り戻すのに必要な利益率が

元の損失率を上回ります。

 

つまり、損失率が増える以上に

取り戻すために必要な利益率が

どんどん増えていくわけです。

 

90%の損失率を出したときには

それの10倍である900%もの利益率が

必要になりやばいです。

 

つまり、それだけ

損失率を抑えることが

重要なのです。

 

 

損失による心理的影響は利益の場合の2.5倍

 

損失による心理的影響は

利益のときの約2.5倍ある

 

行動経済学ノーベル賞を受賞した

ダニエル・カーネマンの言葉です。

 

つまり、

100万円の損失をだしたら

250万円の利益をださないと

割に合わないことを意味しています。

 

損失によるストレスは

頭で考えるよりも

はるかにつらいです。

 

そんなストレスをかかえないためにも

損失はできるかぎり

ださないようにすることが

長期投資をしていくうえで最も重要なのです。

 

 

 

 

 

4つの経済の季節

経済には日本の四季のように

4つの季節があります。

 

1.好景気

2.不景気

3.インフレ

4.デフレ

 

の4種類です。

 

問題なのは

この4つの季節が

いつどのように移り変わるのか、

はたまた

複数の季節が

組み合わさってしまうのかと

いったことが往々にしてあることです。

 

例えてみるならば、

傘をもっていないのに

雨がふってきたり、

日中は気温40度を越えていたと思ったら

突然雪が降り始める。

 

ONE PIECEで言ってしまえば

グランドラインにはいったときの

ような天候が投資の世界なのです。

 

どんな天候でも生き抜けるよう

あらかじめ準備をしておくことが大切です。

 

備えあれば憂いなし

 

というわけです。

 

備えと言われても

なにをどう備えればいいのか?

 

という疑問がわくことでしょう。

 

実は各季節には

適したアセットクラスが

存在します。

 

季節に適したアセットクラス

各季節に適したアセットクラスは

以下の通りです。

 

経済の季節 適したアセットクラス
好景気 株式、ゴールド
不景気 米国債、米国物価連動国債
インフレ ゴールド、米国物価連動国債
デフレ 株式、米国債

 

わたしは

すべての経済の季節に対応できるように

すべてのアセットクラスを保有しています。

 

リスク資産とはいえ

全部保有しておけば

日々の生活を安心してすごせますからね!

 

さいごに

いかがでしたでしょうか?

季節に適したアセットクラスを理解し、

それぞれのチャートを確認すれば、

いま、経済がどの季節なのかが

ある程度理解できるようになるとおもいます。

 

投資は

あくまであなたが幸せになるための手段です。

日々の生活にすこしでも

幸せを感じたり、

感謝のできる時間が増えることを

心より願っています。

 

またね!